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キーボード


特定のキーが押しっぱなしになる、または反応しない

パソコンのキーボードはメンブレン式を採用しているものが多く、年月経過とともに配線が腐食してきて、特定のキーが効かなくなったり押していないのに押しっぱなしの反応をしてしまったりということが起こってくる。
例えばDELキーが押しっぱなしになると、ファイルやアイコンをクリックしただけで削除されてしまうようになる。(インターネットのお気に入りページに移動しようとしてクリックすると、そのリンク自体が削除される、といったような動きになる)
カーソルキーが押しっぱなしになると、文字を打とうとするとカーソルが勝手に動き続けるということになるし、「A」キーが押しっぱなしになると、「aaaaaaaa・・」と繰り返し表示されるという現象が起こる。
SHIFTキーが押しっぱなしになればCAPSロックキーが逆に働くし、ALTキーが押しっぱなしになればメニューのショートカットしか出なくなる。
見た目がウィルスっぽいのだが、ハードウェアの異常なので当然だがセキュリティソフトでも検出できない。

コーヒーやソフトドリンクなどの飲み物をキーボードにこぼしてしまった場合はほぼ絶望的(メーカー修理をするほか元に戻す方法はない場合が多い。2万円程度かかる)だが、水分や埃などでこういった現象が起きている場合は、PCと一緒に除湿剤(水とりぞうさん等)を密閉できる箱に入れ丸一日放置する、またはエアーダスターでキーボードを掃除する等で改善できることがある。

デスクトップパソコンならキーボードだけ買ってきて付け替えればそれで解決だが、ノートパソコンの場合はそうもいかない。
外付けのUSBキーボードを繋いで、一時凌ぎ的な対処をすることもできるが、その場合本体のキーボードが無効にならなければ意味がない。
以下の手順で本体キーボードを無効にすることができる。(タッチパッドも同時に無効になることがあるので、その場合はUSBマウスが必要になる)

外付けキーボードを接続した際、本体キーボードを無効に(使えなく)するための手順です。起こっている問題(反応しない・押しっぱなしになるなど)を解決するための手順ではありません。
1) [Windows]キーを押しながら[R]を押す
2) 「regedit」と入力してエンターキー
3) HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Services → i8042prt を開く
4) [Start]のキーの内容を、「4」に変更する(元に戻すときは「3」)
5) 再起動する

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