![ラジカセのリモコン](image/electronics/rimo01.jpg) |
Panasonic製CDラジカセ用リモコン。
一部のボタンの効きが悪く、かなり強い力で押し込まないと反応しなくなっている。
一度こうなると、どんなボタンでも強く押し込んでしまう癖が付き、他のボタンやリモコンまでもダメにしてしまいかねない。
その昔、ゲームのコントローラでよくやった記憶があるなぁ。 |
![裏返したリモコン](image/electronics/rimo02.jpg) |
さて、分解。
しかし裏面にもビスの頭が見あたらない。 |
![リモコン側面の接合面にマイナスドライバーを差し込む](image/electronics/rimo03.jpg) |
側面にあるスリットに、マイクロドライバのマイナスを差し込んで抉じる。
ま、この手の型を分解するときの定石ですな。 |
![ラジカセのリモコンを分解](image/electronics/rimo04.jpg) |
3カ所にツメがあるので、これを折ってしまわないように、少しずつ外していく。 |
![CDラジカセリモコンの中身](image/electronics/rimo05.jpg) |
蓋が取れました。
それにしても、回路と呼べないほどの単純な構造にちょっと驚き。
LSI一つだけ(笑)
11年前といえども日本の集積技術は世界に誇れる。 |
![電池用の端子を外す](image/electronics/rimo07.jpg) |
さて、この基盤を取り外すのだが、電池ボックスの端子が溝にハマっているので(結構キツイ)ラジオペンチなどであらかじめ外しておく。 |
![リモコンの基盤とコンタクトラバー](image/electronics/rimo08.jpg) |
ゴムパッド(コンタクトラバー)と基盤。
この2つの間にゴミや油が溜まったり、酸化皮膜ができたりして接触が悪くなることが多い。
強く押していた期間が長いと、復活できなくなる可能性が。
今回はどうだろう。 |
![基盤を綿棒で掃除](image/electronics/rimo11.jpg) |
シリコンスプレーを、綿棒の先にスプレーし、それで各端子を丁寧に拭いていく。
これで掃除と接触不良解消を同時にすることができる。
言うまでもないことだが、この作業の後に「ナノカーボン」を塗布すれば効果倍増だ。 |
![基盤に直接シリコンスプレーはダメ](image/electronics/rimo09.jpg) |
間違ってもこんなことしてはいけません。 |
![汚れた綿棒](image/electronics/rimo12.jpg) |
綿棒がこんなに黒くなりました。
汚れていたんだね。 |
![コンタクトラバーのパッドを掃除](image/electronics/rimo13.jpg) |
同じ要領でゴムパッドの接触部も掃除。
あまり力を入れすぎると、接触部が取れてしまうこともあるので気を付けよう。
白い毛が付いてるけど、これはたぶんウチの犬の毛でしょう(汗)
組み立てる前にエアダスターで吹き飛ばしました。 |
![リモコンのIr LED](image/electronics/rimo15.jpg) |
あとは組み立てるだけ。
Ir窓のカバー(黒く見えるけど実は深い青色)を組み込むのを忘れずに。
見事に復活しました。
かる~くタッチするだけで全てのボタンが反応してくれます。 |