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NEC PC-9801 NS/T 電源コンデンサの交換

NECのPC-9801 NS/T NECの98ノート「NS/T」。
CPUに32bitのi386SLを搭載し、当時としては割安な価格設定のノートPCだった。
世の中は完全にWindows一色になった現在でも、施設によっては現役で動き続けていたりする。
もちろんその用途は「パソコン」ではなく、Windowsに移殖されなかった古いアプリケーションを動かす「専用機」としての色が強いが、需要がある限りは修理も対応していきたいと考えている。
※98ノートおよびレトロPCのサポートは2015年1月をもちまして終了いたしました。
16V10μFの電解コンデンサ 例によって、98ノートでは代表的な故障である、「電源が入らない」というもの。
これは電源まわりの電解コンデンサの容量が低下することによって引き起こされる現象だ。
コンデンサにはアレニウスの法則というものがあり、どうしても避けられない故障である。
98ノートは、普通に使っていても(使っていなくても)ほぼ確実に電源が入らなくなってしまうようだ。
というわけで、16Vの10μFを用意する。
98ノートの第1バッテリ まず第一バッテリーを外す。
これはボタンを押しながら引き抜けばよい。
98ノートの第2バッテリのビスを外す 次に第二バッテリー。
2本のビスで固定されているので、ドライバーで外す。
98ノートの第2バッテリ ビスを外すとバッテリーは簡単に外れる。
2.5インチ内蔵HDD HDDも抜いておく。
EMSカードを抜く 拡張メモリー(EMS)カードも引き抜いておく。
98ノート用EMSカード あまりの懐かしさに写真を撮ってしまった^^;
これ、当時はすごく高かったんですよね。
98ノートの裏側 分解を始めるので、まずは裏返しにする。
7箇所のビスを外す 全部で7カ所あるビスをすべて外す。
98ノートの手前側のツメを外す 上部カバーは内部のツメで固定されている。
手前側は、真ん中とその左右数センチのところ。
ここにマイナスドライバーを差し込んで少し浮かせる。
98ノートの左右のツメを外す 同じように左右のツメあたりも浮かせておく。
ツメの内部方向へ押し込む ツメを折らないように気をつけながら、マイナスドライバーを押し込み、ツメをPC内部側へ曲げる。
98ノートに隙間を作る そのままマイナスドライバーを回し、上部カバーを外す。
98ノート側面のツメを外す 横側のツメも同じようにして外していく。
ここまできたら後は簡単。
98ノートの上部カバーを持ち上げる 上部カバーを慎重に持ち上げる。
このとき、キーボードの[F1]キー上辺りにコネクタとコードがあるので、これを引きちぎらないように注意する。
98ノート内部にあるコネクタ これがそのコネクタ。
カバーを取る前にこれを抜いておく。
上部カバーを取った98ノート 上部カバーが取れた状態。
なんとなくPC-8201に似ているような・・。
マニアックな話ですいません。
98ノートのキーボードを外す キーボードを外す。
右側にフラットケーブルがあるので、左側を持ってページをめくるように起こす。
キーボードのフラットケーブル コネクタのストッパーを写真左側へスライドさせてから、フラットケーブルを引き抜く。
98ノートの基盤 キーボードを外した状態。
i386SL マザーボードのど真ん中に鎮座しているのが、i386SLだ。
FDDを覆うカバー HDD収納スペースやFDDを覆っているカバーも取り去らなくてはならないので、ここのビスも全て外していく。
メモリ保護用バッテリのコネクタ メモリバックアップ用のニッカド電池のコネクタを抜いておく。
LCDのコネクタ LCDなどのコネクタも抜いておかなければならない。
電源コネクタ 同様に、その隣も。
FDDのフラットケーブル FDDのフラットケーブルは、キーボードのものと同じように、ストッパーを上にスライドさせて・・
引き抜いたFDDフラットケーブル このように引き抜く。
BEEP用圧電ブザーのコネクタ BEEP用の圧電ブザーのコネクタは小さいので、ラジオペンチなどで抜いておく。
98ノートのマザーボード マザーボードだけになった状態。
98ノートのCPU周り 電源のコンデンサは、CPUの上、「MPC76」と書かれた白い石のすぐ手前。
98ノートの電源管理用コンデンサ 写真の真ん中にある、アルミ製の丸い物体が交換するコンデンサ。
ハンダゴテでコンデンサを外す まずは半田ゴテでこれを外す。
どうせ使わないモノなので、ラジオペンチで思い切り引き抜いてもOK。
アルミコンデンサ これが純正のアルミコンデンサ。
100%ともいえる確率で電源が入らなくなってしまうので、耐熱策などは施されていないのだろう。
コンデンサを取り除いたところ コンデンサを取り払った状態。
新しいコンデンサをハンダ付け ここに新しいコンデンサを取り付ける。
極に気をつけることが大切だ。
写真左がマイナス極。
新しいコンデンサを取り付けた状態 取り付けた状態はこんな感じ。
HDD&FDDカバーとコンデンサが干渉 純正よりも背が高いので、上からHDD&FDDカバーを取り付けるときに干渉しないように気をつける。
98ノートの98NOTEメニュー 無事に起動完了。
98DOSでしか動かないアプリケーションが施設で必要とされる限り、そのアプリケーションを動かすためだけとはいえ、98ノートは今でも使い続けられている。
メーカーはサポートを終了し、古いPCの修理を行う業者も減り、知識を持った人も少ない今において、可能な限り旧機種の修理には対応していきたいと思う。
※98ノートおよびレトロPCのサポートは2015年1月をもちまして終了いたしました。

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