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Dart

Dartでダックタイピングしてみる

Dartは静的型付け言語だが、もともとはJavaScriptを置き換える目的で開発が始まった経緯がある。
そのためかプリミティブの型は最小限に留められていて、他の静的型付け言語にはあまり見られないdynamic型という型がある。
これはコンパイル時には型チェックがされず、実行時にフィールドやメソッドがあるかどうかを調べるという、まさにダックタイピングのような挙動をする特殊な型だ。
フィールドやメソッドが見つからないときは、当然実行時エラーとなるわけだが、まるで動的型付け言語のような動きをする。
このdynamic型を使えば、ダックタイピングが簡単に書けてしまう。
C++のように関数をオーバーロードして量産(静的ポリモーフィズム)するわけではなく、動的に行うというのが面白い。
ただ、多用するとバグの温床になるのでほどほどにしておいたほうが良さそうだ。

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