Dart

Dartで関数をカリー化してみる

関数をカリー化するには、その言語が第一級関数をサポートしている必要がある。
要するに「関数を返す関数」（高階関数という）が作成できることが前提となり、その返される関数がクロージャになっているか、その関数にキャプチャ機能があるか、どちらかが必要だ。
DartはJavaScriptを置き換える目的で誕生しているので、JavaScriptと同じくすべての関数がクロージャになっている。
関数を返す時は、戻り値の型はFunction型で統一できるので、とても書きやすい。

ここでは引数を2つ取り、その和を返す下のような単純な関数をカリー化してみることにする。

num addFunc(num x, num y) { return x + y; }

上の関数をカリー化すると、下の「addNFunc」のような感じになる。

Function addNFunc(num x) {
  return (num y) {
    return x + y;
  };
}

final addFive = addNFunc(5);
final addTen = addNFunc(10);

void main() {
  print(addFive(1));
  print(addFive(2));
  print(addTen(1));
  print(addTen(2));
}

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