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FFXIが快適に動くX68000XVIを作る [1]

X68000XVI おなじみHake氏のX68000XVI。
電源が復活しないので、「Wintel化してちょ♪」との依頼が。
そしてあろうことか「ファイナルファンタジーXIが普通に遊べるくらいのスペック」という、とんでもないことを言い出した。
「じゃ、とりあえずマザーだけ決めて」というと、これまたあろうことかSocket939をチョイス・・「ATI社のチップセットはこれしかない!」らしい。

16bitから64bitへ一気にグレードアップ。
というよりまったくの別物(当たり前)

CPUの熱で本体が溶けそうな予感(本人には内緒☆)
X68000XVI拡張スロット 「そもそもXVIの中に組む意味はあるんですか?」という、A氏の鋭いツッコミが脳裏を過ぎるのだが、とりあえず分解開始。
分解したX68000XVI シャープ独自のツインタワー形状なので、所狭しとばかりにパーツが詰まっている。
分解開始。一つずつ外していくしかない。
X68000XVIの電源側タワーの中身 X68000を完全に分解すること自体、もう何年ぶりだろうか。
何度か行ったX68030のオーバーホール以来だ。
X68000XVIのFDD OKI電気製のFDDを取り外す。
当時としても大変珍しい、オートイジェクト機能付きの5インチFDDなのである。
各種の常駐ソフトと組み合わせると、結構面白いことが出来たのが記憶に新しい。

ディスクを差し込むやいなや、「ヤダもん!!」と何度入れてもディスクを吐き出す、今思えば限りなくウィルスなんではないかというような常駐ソフトもあったなぁ。
バラしたX68000XVI なんとかパーツを埋め込むだけのスペースは確保出来そうだ。
X68000XVIの内蔵スピーカー やはり、この辺りのスピーカーやLED周りはそのまま使いたいもの。
半田付けでコネクタやカプラの交換を行うことになりそうだ。
X68000XVIのコントロールボード ある意味X68000の命とも言える、SRAM・YAMAHAのOPM・OKIのPCM(留守番電話汎用)などがギッシリと詰まったコントロールボード。
スイッチやヘッドフォンジャックはそのまま流用してみることにする。
X68000XVIのケース(FDD側) かなりスッキリとした空間。
X68000XVIケース(マザーボード側) マザーボード側。
X68000XVIのFDD側 ツインタワーの片方。
こっちはドライブ類と電源が入る。
X68000XVIのキャリングケース マザーが入る側。
「キャリングハンドルはそのまま残せ」という、とても厳しいお言葉が。
がんばってみます。
X68000XVIのコントロールボードケース コントロールボードが収まる台。
X68000XVIのキャリングハンドル キャリングハンドル。
これを「可動状態」で残すのが、今回の一番の課題かもしれない。
マザーボードを配置 マザーを配置してみる。
意外にも奥行きがギリギリ。
外側から内側に向けて配置も考えたが、8mmくらい足りなかったので、この配置に決定。
電源ケーブルを配線 マザーへの電源ケーブルは、タワーの上部に空いている2個の穴を利用する。
長さも本当にギリギリ。
届いて良かった。
コレ全部半田付けはさすがにカンベン。
マザーボードのコネクタ群 背面は少しノコギリでカットする必要がある。
もちろんその後にサンドペーパーで仕上げる。
X68000XVIのLED 本体前面のLED群。
これは是非ともそのまま流用したい。
しかし「10MHz」と「16MHz」のLEDをどう使うか?
電源と光学ドライブ 電源と、光学ドライブを配置。
光学ドライブはスリム型(ノート用)。
FDDのスリット部を少し広げて、ここから出し入れ出来るようにしたい。
X68000XVIの電源スイッチ X68000のメインスイッチ。
これをATXに流用するには、ON←→OFFのトグル機能を外す必要がある。
電源スイッチのトグル機能を取り除く トグル機能を実現している、小さなピンを取り外す。
これでATXにも使えるスイッチとなる。

次回へ続く。

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